キーウ近郊の弾薬庫にロシアがドローン攻撃 37人死亡、今年最多
ウクライナのキーウ近郊で28日夜、ロシアの無人航空機(ドローン)による攻撃があり、弾薬庫に無人機が衝突して大規模な爆発が起きた。29日時点で死者は37人に上った。ロシアによるキーウへの攻撃で今年最多の死者となった。
ウクライナメディアによると、倉庫に保管されていた弾薬類が複数回の爆発を引き起こし、周辺の住宅など約130棟が被害を受け、住民約400人が避難した。特に大きな被害を受けたのは老人ホームで、死者の多くがその入所者だったという。
キーウでは数日前からドローン攻撃が続いていた。ウクライナ軍によると、28日夜から29日朝にかけては、ロシア軍はウクライナ各地をドローン267機と弾道ミサイルなどで攻撃した。ウクライナ側は233機を撃墜または妨害したという。
一方、ウクライナでは弾薬庫を住宅地のそばに設置することは禁じられている。ウクライナのゼレンスキー大統領は29日のビデオ演説で、弾薬庫は「そこにあってはならないもの」だったと指摘。「重大な過失」があったとの見方を示し、刑事事件として捜査を開始したと説明した。倉庫には砲弾や地雷、ドローンなどが置かれていた。【ベルリン五十嵐朋子】
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