日韓の伝統芸能融合「妖怪通神使」、2000人を魅了 福岡
韓国と豊前の伝統芸能3団体による創作公演「妖怪通神使(つうしんし)」が、福岡県豊前市の市立八屋小グラウンドであった。約2000人が韓国の伝統芸能と神楽、和太鼓が融合した幻想的な舞台を楽しんだ。
舞台は日本の昔話「花咲かじいさん」がモチーフ。かつて韓国から豊前へ「花の種」を運んだ妖怪通神使の交流が途絶えると、花は枯れて香りを失い、花咲かじいさんも眠りについてしまう。しかし、異なる文化を持つ人々が舞踊や音楽を通じて互いを認め合うことで再び花が咲き、子どもたちが新たな通神使として交流をつないでいく――という物語だ。
韓国の伝統芸術創作グループ「nolplus(ノルプラス)」と、豊前の神楽集団「若楽(じゃらく)」、和太鼓グループ「豊前天狗(てんぐ)太鼓」が熱演した。太鼓を打ち鳴らす音が響く中、若楽のメンバーが鬼や創作獅子の舞を披露。韓国の伝統衣装に身を包んだノルプラスのメンバーも、打楽器を中心とした伝統音楽「サムルノリ」を繰り広げた。
大きな紙の花飾りを頭につけた子どもたち、周囲の観客も参加して出演者と観客が大きな輪をつくってクライマックス。大分県中津市から家族4人で訪れた会社員の西谷昭博さん(43)は「神楽と韓国の伝統舞踊が同時に踊るシーンはとても迫力があった」と話していた。【出来祥寿】
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