「充電/給電」と「機器接続」を両立できる! バッファローの小型USB Type-Cハブを試す
一般的なスマートフォンやタブレットには、USB Type-C端子が1つしかありません。そのため、「デバイスの充電/給電」と「USBデバイスの接続(または有線での映像出力)」が排他になってしまいがちです。
筆者はUSB Type-C接続のイヤフォンを愛用しているのですが、スマホで使う際に 充電を同時にできないのは不便 と感じていました。よく「なら ワイヤレスイヤフォン にすればいいのでは?」と言われることもあるのですが、無線を使うがゆえの音飛びや遅延もありますし、最近はやりの「完全ワイヤレスイヤフォン」だとイヤフォンを落下/紛失するリスクを鑑みると買うのをためらってしまうんですよね……。
デバイスの充電/給電とUSBデバイスの接続(有線での映像出力)を同時に行うには、 デバイスに電源をパススルー供給できるUSB Type-Cハブ を用意すればいいのですが、「PCでの利用を前提とした(≒サイズの大きい)ものが多い」「USB 3.2(USB 5Gbps/10Gbps)に対応するものは値が張りがち」といった問題点がありました。
電源のパススルー供給ができて(USB PDに対応しているとなお良し)、USB 3.2規格に対応している、スマホやタブレットと一緒に持ち運んでもかさばらないUSB Type-Cハブはないものか――いろいろ探していた筆者に、ある新商品が目に入りました。バッファローが7月に発表した新型USB Type-Cハブ「 BSHM2U100C1Pシリーズ 」です。
BSHM2U100C1Pシリーズは、 USB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps) に対応するUSB Type-Cハブです。突起部を除く本体サイズは約40(幅)×38(奥行き)×8(厚さ)mmで、重量は約9gと持ち運びやすくなっています。
USB Type-Cポートは2基備えています。左側のポートはUSB PD(USB Power Delivery)対応の電源入力専用で、 最大100W(20V/5A)の電源入力 が可能です。右側のポートはデータ通信(デバイス接続)用で、USB 3.2 Gen 2の他、 DisplayPort Alternate Modeによる映像出力 にも対応しています。
USBハブというと「USBポートを増やすもの」というイメージがあると思いますが、本製品は片方のポートが電源入力専用なので、つないでも データ通信用のUSB Type-Cポートが増えるわけではありません 。
もっとも、本製品は デバイスに給電/充電しながらUSBデバイス(映像デバイス)を使うことに特化 したUSB Type-Cハブなので、これで良いのです。
先述の通り、本製品の左側にあるUSB Type-Cポートは、最大100Wの電源入力に対応します。ただし、デバイスには 電源の最大供給能力から8Wを差し引いた電力が供給 されます。これは本製品の稼働に必要な電力と、右側にあるUSB Type-Cポートに供給する電力を賄うための措置です。
接続するデバイスの電源入力に“下限電力量”が設定されている場合、 下限ギリギリの能力しか持たないUSB PD電源をつなぐと充電ができなかったり、稼働できなかったりする恐れ もあります。下限電力量があるかどうかは、デバイスの取扱説明書やサポートサイトなどで確認してみてください。
なお本製品は、接続先のデバイスから電源を受けて動作する「バスパワー」動作にも対応していて、 電源をつながなくても右側のポートは機能します 。
BSHM2U100C1Pシリーズには 取扱説明書が付属していません 。パッケージ側面にある二次元コードをスマホで読み取るか、URLを入力してアクセスするとHTML版の取扱説明書を参照できます。
早速手持ちの「Galaxy S26 Ultra」に本製品をつないでみました。本体がホワイトということもあって、外観の整合性は良く取れています。Galaxy S26 Ultraには少し厚みのあるケースを着けているのですが、プラグ回りはそれを見越した設計となっており、ケースを着けたままでもしっかりと差し込めます。
その上で、左側のUSB Type-CポートにはUSB PD電源、右側のUSB Type-Cポートには愛用しているUSBイヤフォンをつなぐと…… 充電しながら音楽を楽しめます 。65W出力とPPS(※1)対応のUSB PD電源をつなぐと、きちんとPPSによる超急速充電ができました。これは良いものです。
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