全国に4棟だけ「48型」 危機乗り越えた現存最古の公営住宅
現存最古の鉄筋コンクリート(RC)造の公営住宅だが、地元の資材を活用した工法から十分な耐用年数が残されていることが判明。1948年度の完成から77年が経過した今も住民が暮らし、レトロブームを追い風に全国から団地愛好家も見学に訪れる。
48型の部屋には和室2室と台所などがあり、台所と和室の間に配膳口があることが特徴だ。加えて、羽衣団地には地下に共同の風呂場が設置され、昭和30年代(55~64年)終わりごろまで使われていた。
市が2023年1月から実施している見学ツアーは、時には定員を超える応募で抽選になるほどの人気だ。夏季以外は毎月開催され、市によると、見学ツアーの約3割は市外からの参加者だという。
大阪府吹田市の会社員、大久保紗英さん(26)は有給休暇を取って日帰りで参加。これまでにも、全国にあるレトロな集合住宅を訪れており「建物がすごくきれい。現役で使っていることがすごい」と熱心に見て回っていた。
ユーチューブで団地をよく見るという静岡市清水区のパート従業員、望月里美さん(43)は羽衣団地を見学し「昔の暮らしを想像して、いいなと思った」と喜んでいた。
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